小学校の時の先生
今日友達が小学校の頃の先生と偶然会ったって言ってました。
もうかなり時が経ってるのに、その友達の事を覚えてて、その先生から話しかけてきてくれたそうです。
友達はすげー動揺して、なぜか握手してもらったり写真とってもらったりしたそうです。
その先生は女の先生でした。
豪快な先生でした。
おばちゃんって感じの先生でした。
俺が出会った先生の中で一番好きな先生です。
小5、6の頃。
基本調子に乗ってた俺はほぼ毎日先生に怒られてました。
けど、俺が先生からの愛情を感じたのはその先生が最初で最後です。
小学校の頃、俺はとにかくギャーギャーはしゃいでうるさくて周りに迷惑かけっぱなしで、でも遊びと体育には全力を尽くす、そんな感じで(今も変わってないか…?)、そしてパンキッシュな反骨精神も秘めていました。
そんな感じなんで先生はしょっちゅう俺を怒ってました。
出て行きなさいって言われてマジで出て行ったこともあります。
後で友達に聞いたら、先生はすげー心配したそうです。
でも、たまに褒めてくれました。
俺がなんとなくやった事とかを褒めてくれたりしてました。
いっつも怒られてた俺が、例えば縄跳びとかをすげー一生懸命すると、すげー褒めてくれました。
そして、褒められると悪い気はしませんでした。
そんな感じで気がついたら、一番騒いでた俺がいつの間にかその先生の思惑通り(?)に、騒いでる奴とかに逆に静かにしろって言ったりする側になってたんです。
先生は俺を調子に乗らせて、そんで有り余ってたガキのパワーをいい方向へ持っていったんだと思います。
なんでとりあえずそん時は、先生の前だけではいい奴でいよう!って思ってました。
陰日なたです(笑)。
でも、俺は期待されると頑張る奴だったみたいで、先生に期待されてるって思うと掃除すらもすげー頑張ってたり、先生の大事な授業とか、大事な日とか、そうゆうのにはみんなを強引に頑張らせて先生に認めてもらいたいって思ってすげー張り切って頑張った記憶があります。
小学校卒業式の当日朝。
みんなで歌う曲、「贈る言葉」の練習を最後にやろうよって事でカセットテープをセットしてたら、俺が再生ボタンを押す前に贈る言葉の曲が流れてきました。
先生に「あれ?俺再生押してませんよ?」って言ったら先生が来て「なんで?」って感じになって。
ふとラジカセ見たら設定がラジオになってて、ラジオから偶然にも贈る言葉が流れてきてたのです。
俺はなぜかすげー嬉しくて感動して、カセットなんかじゃなくてそのラジオにあわせて贈る言葉を歌いました。
そしてクラスのみんなもそのラジオに合わせて自然に贈る言葉を歌い始めました。
そしたら、先生がうつむいて、そしてハンカチで目をおさえていました。
俺はそれを見て泣きそうになって、でもみんなの前で涙見せるのは俺のキャラじゃないじゃんって感じですげー泣くのを我慢しました。
多分、俺はその先生と会ってなかったらもっと違う大人になってたでしょう。
マジ、感謝してます。
今日友達が先生に偶然会ったって話してたから、ふと思い出してこんなブログを書いてみました。
俺もいつかその先生と会えたらなって思います。
そんで、俺が当時と何も変わらないまま、先生の知ってる俺のままでいつのまにか大人になってしまいましたって事を伝えたいです。
そんで、こんな大人になれてよかったって事も。